こんばんは,ポチです。今日も楽しく飲んでいます。
今日は、世界的にも有名なフランスの2大ワイン産地、ボルドーとブルゴーニュのお話しをします。説明しだすと長くなるので、赤ワインに限定しますね。ちなみにボルドーとブルゴーニュの場所はざっくり、下のような感じです。
そもそも世界中でワインが造られているのに、たかだかフランス1国、その中でたった2つの地域を知ることが、重要なんでしょうか?っていうか中には、フランスワインに興味がなく、ニューワールド(チリ、アルゼンチン、アメリカ等)の安くて旨いワインに興味がある方も多いと思います。そんな方がボルドーとブルゴーニュを覚える意味あるのでしょうか?
ポチは個人的に意味があると思っています。なぜなら、ボルドーとブルゴーニュをベースに考えることによって、一見複雑なワインの世界がとてもシンプルに整理できるからです。どういうことかと言うと、世の中の多くの赤ワインは、ご幣を恐れず言うと、ボルドータイプとブルゴーニュタイプに分けることが出来るからです。(ワインの詳しい方なら、カベルネソーヴィニヨン、メルロー系とピノノワール系の違いだとお気付きだと思います)
世の中には多数のボルドーワインファン、ブルゴーニュワインファンの方々がおられますが、実はボルドーとブルゴーニュの優劣について話題に上がることはほとんどありません。だってキャラが違いすぎて比べる意味ないんですよ。車と電車を比べているようなものです。逆に言うと同じボルドータイプ同士、ブルゴーニュタイプ同士比較し、どちらの方がおいしかった、コスパが良かったなどのワイン談義には事欠きません。
味わい、ブドウ品種
ボルドー
ぶどう品種はカベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン等でこれらをアッサンブラージュ(まぜまぜすることをえらそーに言うているだけ)してから醸造(ぶどうを発酵してワインにする)します。味わいはコク、渋みがしっかりしフルボディタイプ。肉料理に合います。
ブルゴーニュ
ぶどう品種はピノノワール100%の単一品種(ガメイは今日無視します)で醸造します。エレガントで軽やかなワインで、白身魚をはじめ魚介系にも合います。
ボトルの形
- ボルドー:写真の左3本がボルドーのボトルです。きかり肩でストンとした形
- ブルゴーニュ:写真の3本がブルゴーニュです。なで肩ボトルですね。
さらに便利なことに、ニューワールドのワインなど、多くの場合、ボルドータイプ(カベルネソーヴィニヨン、メルロー)のワインは、いかり肩ボトルに、ブルゴーニュタイプ(ピノノワール)のワインはなで肩ボトルにビン詰めして、販売されることが多いです。よってボトルの形を見ることで、どちらのタイプのワインか、ある程度予想できます。
ワインの格付け、名前
- ボルドー:ボルドーワインの名前はよく「シャトー・・・」とシャトーがつく場合多いです。格付けも、ワインそのものが格付けされます。例えばシャトーマルゴーは格付け1級、シャトーラフォンロッシェは格付け4級となります。
- ブルゴーニュ:ブルゴーニュ地方は村や畑など、ブドウを栽培する場所が格付けされています。例えば、ブルゴーニュの中で、おいしいワインができる(と言われている)ヴォーヌロマネ村と呼ばれる場所があります。ここで造られたブルゴーニュワインは「ヴォーヌロマネ」と名乗れ、村の名前がついているので村名ワインと言います。このことは、同じヴォーヌロマネと言うワインでも、作り手(ドメーヌ)によって品質味わいに違いが出てくることになります。(ですのでブルゴーニュおいては、ドメーヌが格付け同様重要ないなってきます。)
さて、あなたの飲んでいるワインは、がっつん系のボルドータイプですか、あっさり系のブルゴーニュタイプでしょうか?これを考えるだけでも、だいぶワインの種類が整理されます。
下記過去の記事で紹介したおすすめボルドーとおすすめブルゴーニュ貼っておきます。
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