この頃たまに、セッションIPA(S-IPA)と言うビアスタイル見かけるようになりました。一体どんなビアスタイルなんでしょうか?
一言でいうと、アルコール度数が低いIPA(インディアペールエール)です。
なぜアルコール度数が低いことをセッション(session)と言うのでしょうか?
もともとセッションとは会議やイベントの開催期間のことをさします。ビールの場合ではDrinking Session(飲み会)を表しているらしいです。ですので飲み会で飲み過ぎない(低アルコール)、飲み疲れ、飲み飽きしないIPAのことをセッションIPAと言います。
このセッションと言う言葉がビール界で形容詞化しセッショナブル(sessionable)=アルコール度数が低い、沢山、長時間飲めるという意味で使われているようです。つまり、セッショナブルなビールと言えば、アルコール度数が低く、長時間飲み続けれるビールと言う意味になります。
なぜ、そんな低アルコールビールであるセッションIPAがこの頃売られているかと言うと、1つ目には世界的な健康志向です。皆さんもご存じ、お酒の飲み過ぎは、やっぱり体に良くないですよね。それで、ビールは沢山がばがば飲みたいけど、アルコールを少し押さえたいって考えてる方が、世界中で多くなっています。そんな世の中の事情にぴったりなのがセッションIPAなんです。
また、同じような事情から晩酌を日本酒やワインからビールに替える人も結構多いとか、ワイン大国フランスでもビールの人気が上昇中だとかって話も聞きます。
2つ目には、お酒の強くない方にも楽しでもらいたいということです。私の周りにも、お酒は好きだけど強くないって方結構おられます。そんな方にぜひ飲んで貰いたいのがセッションIPAですね。
さて本日紹介するのは、ブリュードッグのセッションIPAデッドポニークラブです。パンクIPAで有名なブリュードッグのセッションIPAですので、期待できますね。っていうかデッドポニークラブ(dead pony club)って死んだ小さな馬のクラブって言う意味ですか?とんがった名前ですね笑 どういう経緯でこの名前になったのでしょうか?とっても気になります。どなたか知っている方教えてください。
このデッドポニークラブ色はIPAらしいアンバーなんですが、実は意外でした。っていうのも、パンクIPAよりも色が濃いんですよ。セッションIPAのデッドポニークラブの方が薄い色になると思っていたので・・・
香りはパンクIPAに通じるグレープ、柑橘系のフルーティー香でした。また、麦のニアンスや鉄っぽさもありました。香りからしてお言いしそうです。
味わいはフルーティーで甘酸っぱい感じで流石ブリュードッグ!セッションIPAですので、アルコール度数によるボディは控えめですが、その分ぐびぐび飲めますので、最初の1杯には特におすすめです。
ちなみにアルコール度数は3.8 %で結構入手しやすく、近くの酒屋では350円ほどで売っていました。
パンクIPAに劣らずとてもフルーティで美味しいIPAでした。
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