こんばんは!酔っ払い犬ポチです。今日も楽しく飲んでいます。
ポチの好きなワインは何ですか?と聞かれたら、たぶんフランスのブルゴーニュワインって答えると思います。それほどブルゴーニュワインは魅力的なんですが、唯一無二の欠点があります。それは最近価格が大暴騰中ということです。3千円代で普通で、4千円代もざらにあります、2千円代ならとても良心的なブルゴーニュワインですね。毎日飲みたいのですが、ポチの経済力では・・・・ほんと高くなりました。
そんな中今日紹介するブルゴーニュ・ルージュ マリノ・ヴェルダンはなんと1,400円ほどと無茶苦茶リーズナブルなブルゴーニュワインです!!!もしこの値段でまともなブルゴーニュワインが造れたら奇跡に近いですね。ちなみにブルゴーニュ・ルージュとありますがこれはブルゴーニュの赤(ルージュ)ワインのことです。
さてこのマリノ・ヴェルダンですが「ドメーヌ(造り手) マリノ・ヴェルダン」と名乗っていいませんよね。なぜなんでしょうか?ちょっと調べたところ、協働組合(カーヴ・ド・マンゼイ)と言うところで造られたワインのようです。この協働組合と言うのは、簡単に言うとワインを造りたいと思っている人たちが集まって、共同出資で設備をそろえて、ワイン造りをしているところです。小さなぶどう畑しか持っていないぶどう農家にとっては重宝しますよね。
逆にドメーヌと名乗るところはほとんどが、自分でワインを醸造する設備を持っているようです。
この話を聞いて、ポチ、15年以上前に飲んだKWVってワインを思い出しました。いつもワイン買っているお店の、おばちゃんに勧めてもらった、確か千数百円くらいのワインでした。
店のおばちゃん曰く「南アフリカの農協が造ったワインだよ!」
突っ込みどころ満載なワインの説明に、ポチの頭の上に?マークが5個並んだのを覚えています。
「南アフリカでワイン造っているんですか?それおいしいのですか?」
「さらに農協でワイン造っているんですか?それ大丈夫なワインですか?」
「そもそも、南アフリカに農協あるんですか?」
今思えば、おばちゃんがポチにも分かるように、かみ砕いて説明してくれたんですよね。南アフリカにもワインを造るための共同組合があって、そこで造ったワインと言うことですね。後になって分かったのですが、南アフリカのぶどう栽培協働組合をKWVと言うらしいんです。
まぁ、なにわともあれ、買って帰って飲んだんですが、かなりおいしかったのを覚えています。それ以来南アフリカのワインを意識するようになりました。
余談が長くなってしまいましたが、それではマリノ・ヴェルダンを早速飲んでいきましょう。
ピノノワール特有のイチゴ系の香りと味わい、酸もあり、わずかに草花のニアンス(個人的には青臭さと思っています。村名等高級なブルゴーニュでなく手ごろなブルゴーニュワインで感じやすい)。
感想としては普通のブルゴーニュワインでした!特にこのワインを飲んだから「おいしすぎる!」と感動することはないでしょう。衝撃を受けるようなインパクトのある味わいもしません。ただ平凡なブルゴーニュワインです。
このワインが3,000円だったら、「いまいちだなぁ」、2,500円だったら「安いブルゴーニュはこんなものだろう」、2,000円だったら「コスパいいね」って感じていたと思います。
誰が言ったか「1,000円台のブルゴーニュは酸っぱいだけで、味がしない!」と! まぁ、正直同感なんで、ブルゴーニュの味がするとは期待はしていませんでした。
しかし今日飲んだマリノ・ヴェルダンは「普通」で「平凡」なブルゴーニュワインでした。
何が言いたいか分かりますか?
普通で平凡なブルゴーニュの味わいを楽しむことが出来るのですよ、この価格で!
普通で平凡なブルゴーニュって、強い主張も個性もないので、落ち着いて、いつまでもスルスル飲み続けることが出来るんですよ。飲み飽きせずに、食事にもよく合う!
その平凡さと普通さに感動!おすすめです!ポチはディリーブルゴーニュとして複数本購入しちゃいました。
コメント